誰でも気軽に小説を投稿できるサイトとして人気を博していた『魔法のiらんど』が、2025年3月31日をもってサービスが終了することが明らかになりました。
今まで『恋空』や『溺愛』など、数多くの人気小説を世の中に排出してきた魔法のiらんどですが、なぜサービスを終了してしまうのでしょうか?
今回は、魔法のiらんどのサービス内容とサービスが終了してしまう理由について解説します!
魔法のiらんどのサービス内容とは
魔法のiらんどは、KADOKAWAの子会社である株式会社アスキーメディアワークスが運営している若年層に人気な小説投稿サイトです。
ユーザーは、様々なジャンルのなかから小説を自由に投稿・公開することができます。魔法のiらんどでは、恋愛、ファンタジー、サスペンスなどの形式で多くの作品が公開されています。
他のユーザーが投稿した作品を無料で読むことができ、投稿作品に対してコメントや評価を行うことも可能です。
今まで投稿されてきた小説のなかでも、『小さな星《ひかり》のダイニング クチーナ・ルーチェ』という作品はコミック化に成功していたり、『恋空』においては2008年に三浦春馬さんと新垣結衣さんのW主演で映画化されています。
魔法のiらんどがサービス終了してしまう理由
このように、ヒット作品は社会現象を引き起こしてしまうほどの影響力のある魔法のiらんどですが、なぜ2025年3月31日をもってサービス終了してしまうのでしょうか?
魔法のiらんどのサービスが終了する理由は、カクヨムと合併するためです。
また、合併する理由として、魔法のiらんどの運営者は以下のように発言しています。
いつもご利用ありがとうございます。「魔法のiらんど」運営です。
「魔法のiらんど」は、2025年3月31日をもちまして単独でのサービス運営を終了することとなりました。
なお「魔法のiらんど」は今後「カクヨム」へ合併し、カクヨムサービス内の1ジャンルとして運営を続けてまいります。1999年のサービス開始から25年にも及ぶ長い間、多くのユーザーの方々にご愛顧をいただき、これまで様々な作品を送り出してまいりました。
今後も長く皆様にご満足頂けるサービスのご提供を目指して運営で検討を重ねた結果、この度カクヨムとの合併という決断に至りました。
カクヨムとは、KADOKAWAと株式会社はてなが共同開発した小説投稿サイトです。
2016年に正式にサービスが開始され、ユーザーが自由に小説を投稿したり、他のユーザーの作品を読み楽しんだりできるサイトとなっています。
2024年9月26日からカクヨムのサイトには「魔法のiらんど」というジャンルが追加されました。
2025年4月以降は魔法のiらんどへのログインや作品の閲覧ができなくなってしまうため、サービス終了の3月31日21時までに作品のバックアップをダウンロードしたり、作品をカクヨムへ移行するように呼びかけています。
まとめ
今回は、魔法のiらんどのサービスの内容とサービスが終了してしまうことになった理由について解説してきました。
SNSでは「魔法のiらんど」というワードがトレンド入りしており、多くのファンが魔法のiらんどのサービス終了を名残惜しく感じています。
しかし、サービス終了後でもカクヨムへ移行されてきた作品に関しては閲覧できます。
現在、魔法のiらんどで掲載されている作品をサービス終了まで楽しむとともに、今後はカクヨムではどのように携帯小説ファンを楽しませてくれるのか、期待が高まりますね!